2001年号

新世紀の夢 盛岡近郊「あすか楽園」構想の一環

『日本みつばちの里』

この計画は、盛岡市東部地区の振興計画の一環として位 置づけられています。

まだ、基本計画策定までには様々なプロセスを踏まなければなりませんが、会としては昨年8月に巣箱30箱を現地に運び、試行実験を進めています。

当地は標高700メートルの高台地で、冬場は氷点下10度を超えることもある寒冷地ですが、営巣の可能性は充分にあります。

昨秋来、気温の変化が著しく、寒さに耐えきれず凍死した数群もありましたので、場合によっては長野の佐藤式サーモの採用も考えられます。また、季節風対策として、周囲に防風塀をめぐらしました。

これらの設備投資については当会の事業水準としては直ちには馴染みませんが、藤原養蜂場のご理解とご尽力に負うところが大きく、日本みつばちの保護増殖にかける熱意に感謝しなければなりません。

当会としては、各種の実験や成果の把握、問題点の集約、改良等、増殖普及のためのマニュアル整備が緊要と考えています。

『あすか』振興事業計画の全体像の中で、目標構想についての意見の交換、前提条件や要望事項の把握等が待たれています。 数次にわたる計画作成準備会を経て、今年秋には基本計画がまとまる予定です。

 

平成13年度定期総会 反響呼んだ記念講演

『大昔の食に学ぶ』

3月13日に盛岡市南部会館で開催された定期総会で、今年は帯広畜産大学教授、中野益男農学博士をお招きして、記念講演会を開催しました。


「縄文人は優れた食文化をもっていた。豊富なたんぱく源、調和した栄養価、自然の恵みを、自然の摂理に従って、体験を通 して得た手作りの知恵は、食に限らず生活文化をも造り上げていた。とりわけ、水が腐らず凍らない貯蔵瓶(かめ)等、食品の貯蔵、防腐、殺菌能力に対する知恵は現代科学を圧倒する。過日、南米奥地でインディオに肉料理をご馳走になったが、普通 なら暑さで腐ってしまう肉がハチヤニ(プロポリス)で貯蔵されていた。彼らの現地生活には、学ぶべきものが多い」

・・・説得力のある身近な話に時の経つのも忘れ、「遠来の友」等とともに夜遅くまで親交のひとときを楽しく過ごしました。

中野益男農学博士